ハーバードMBA出身者が創業 社会課題に取り組む団体「だけ」にハイキャリア人材を送り込む「Professionals For Impact」が本格始動
社会課題に取り組む団体「だけ」にハイキャリア人材を送り込む「インパクト人材バンク」を本格開始。
社会課題領域に特化した採用・キャリア支援を行う株式会社Professionals For Impact(略称:PFI、本社:東京都千代田区、代表取締役:平井光城)は、2025年3月の法人設立および同年9月の有料職業紹介事業許可(厚生労働大臣)取得を経て、準備・検証期間を終了し、このたび国内外の社会課題に取り組むキャリアを志向する方向けの人材バンク(スカウト希望登録)の受付を本格的に開始しました。
PFIは、社会課題の解決を志向しながらも、「自らの専門性やキャリアをどう生かせばよいかわからない」「挑戦したいが情報や選択肢が限られている」といった理由で一歩を踏み出せないハイキャリア人材と、優秀な人材を求めながらも採用に苦戦する社会課題領域の組織との間に存在する、構造的な人材ミスマッチの解消を目的としています。
【設立背景】深刻化する「社会課題 × 人材」のタレントギャップ
気候変動、感染症、貧困、格差、生物多様性、人権侵害、自然災害、地政学リスクなど、社会課題は年々複雑化・高度化しています。こうした課題に対応するには、不確実で正解のない現実に向き合い、専門性や戦略的思考を土台に、現場で信頼を築きながら試行錯誤を続け、混沌の中でも前進し続ける覚悟を持つ人材の参画が不可欠です。
マイクロソフト創業者で、ゲイツ財団の議長であるビル・ゲイツ氏は、「We need our brightest people working on our biggest problems.(最も優秀な人材が、最も大きな問題に取り組む必要がある)」と述べています。
また、オランダの思想家ルトガー・ブレグマン氏は、著書「Moral Ambition: Stop Wasting Your Talent and Start Making a Difference」の中で、優秀な人材が自身の才能を、報酬や地位の追求にとどめず、社会にとって本質的に重要な課題の解決に振り向けるべきだと指摘しています。同氏は、世界が直面する多くの社会課題は能力不足ではなく、人材の配分の問題であるとし、キャリア選択そのものが社会に与える影響の大きさを強調しています。
一方、日本経済新聞(2023年)によれば、金融機関の約50%がサステナビリティ人材の不足を課題として挙げ、関連求人は過去4年間で約8.5倍に増加しています。こうした動きはESG領域に限らず、他の社会課題分野においても同様に需要の拡大と人材不足が顕在化していくことが見込まれます。
PFIは、この「タレントギャップ」を社会課題解決のボトルネックと捉え、優秀で意欲ある人材が、社会にとって重要かつ困難な課題に取り組むことが、特別な選択ではなく当たり前になる社会の実現を目指し、単なる人材紹介にとどまらない活動を行うために設立されました。
■ 事業概要 1.採用・マッチング支援事業
PFIは、国内外の財団、インパクト投資ファンド、インパクトスタートアップ、ゼブラ企業、NPO/NGOなど、社会課題の解決に取り組む多様な組織と連携し、ハイキャリア人材を中心とした採用・マッチング支援を行っています。
主な対象領域(例):貧困・格差/グローバルヘルス・感染症対策/気候変動・気候適応/ジェンダー平等/国際協力(低中所得国支援)/人権・難民支援・平和構築/教育アクセス/生物多様性 ほか
主な支援ポジション(例):エグゼクティブ・シニア層(年収1,000万円超を含む)/社会起業家の右腕・戦略ポジション/企業のサステナビリティ・社会課題起点の新規事業推進/NPO・NGO・財団のマネジメント職/社外アドバイザー、取締役クラス
■ 2.非営利的取り組み(エコシステム形成)
PFIは短期的なマッチングにとどまらず、社会課題に取り組む業界全体の持続的発展を目的とした以下の取り組みにも注力します。インパクトキャリアの普及・啓発(講演・発信)/研究助成やエビデンス創出の支援/官民・企業・非営利を横断する協働促進、政策提言/小規模NPO向けの採用支援(プロボノ含む)/人件費に特化した寄付を想定したプロフィットシェアモデルの試行